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トラウマの記憶は作られて変化する

トラウマで悩んでいる方をカウンセリングしていると、「本人様の中では事実だけど、もし仮にビデオを撮影していたとしたら、ほぼ100%違っているのだろうな・・・」と思ってしまいます。とは言っても、カウンセリングでは「本人様の今のトラウマや記憶を事実」として否定せずに進めていきますので、安心してくださいね。

なぜ、記憶は変わってしまうのか?

諸説ありますが、人間の記憶は「素早く思い出す」ことに重点をおいている点と、言葉で記憶が誘導されてしまい、全く異なる出来事と混ざってしまう点があげられます。

トラウマという枠組みからちょっと抜け出して、単なる記憶で考えてみましょう。

もし全ての出来事を覚えていられるのなら、100点取れる

うらやましい限りです。

全ての出来事を覚えているのですから、学校の宿題はスムーズにできるだろうし、辞書だって1回ひけばOKだし、漢字だって1回書けば覚えられるなんて・・・

あがめたくなる限りです。

多分、世の中の天才と言われる方々はそうなのでしょうね・・・

記憶が適当でも素早く思い出したい

記憶に限ったことではありません。人間というのは「おそらくこちらが正しい」と適当に判断しがちです。事実より感情で、思いつき、思い込みで「正しい」とするのが人間です。心理学ではヒューステリックっていうのですが、能力を節約するため、短時間で判断して行動できるようにするために、それなりに判断してしまいます。

教育現場で、職場で「素早く答えを出す」ことで「報酬」がより得られるシステムがあるので、正確より素早さが学習されてしまう理由もあるかもしれませんね。特に職場では「正確」というのは不明なことが多い(答えがない)ので、素早くという部分がより強化されてしまいます。

映像だけのトラウマは別として、言葉が入っていると他の出来事と混ざりやすくなる

トラウマを言葉にして繰り返している方がいらっしゃいました。カウンセリングやニューロフィードバックトレーニングをすることで、かなり改善され、良くなってきたご本人様が「トラウマの出来事に別の記憶が混ざっていたのかもしれない」とおっしゃったのです。

恐らくトラウマの記憶にある言葉に誘導されたイメージが、何度も何度も思い出してしまうことで、トラウマの記憶と結びついた結果、混ざってしまったのだと思います。

このようなケース、本当に多いです。

また、私の臨床経験的なものだけですが、映像だけのトラウマでも、混ざってしまっている感じがします。

記憶は言葉で誘導される

とっても有名な話なのですが、事実になかった質問をすると、適当に話を作ってしまうのが人間です。例えば、車が走っている動画を見せた後、別室で「車は猛スピードで走っていましたか?」と聞くと、動画の車はゆっくり動いていたのに、「すごい速さで動いていました」というように答えてしまいます。詳しく知りたい方は「エリザベスロフタス目撃証言」で検索してみてくださいね。弁護士の先生、検察官、警察官、裁判官・・・すごいと思います。

トラウマを何とかしたい

トラウマを何とかしたいのなら、ニューロフィードバックか自我統合療法EUTがおすすめです。ケースバイケースなのでどちらがいいかは、何とも言えないですが・・・

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