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自分の考えは一体どこから?

自分の考えや思い、意図を表現する言葉には「意志を尊重する」「意思を表示する」と様々ですが、自分の考えは一体どうやって作られたのか?作られていくのか? ちょっと考えてみたいと思います。

認知症と間違えられやすい「せん妄」

せん妄とは、脳疾患やがん、外因性物質によって出現する意識障害であり、注意や認知、幻覚、妄想、落ち着きがない症状がみられ、認知症と異なり夕方から夜間にかけて増悪、また睡眠障害が多い特徴があります。

「せん妄」は、自分の意識なのか、何の意志があるのか、よくわからないと言ってもいいのかもしれません。

このため、「せん妄」状態で表示された考えは、一言でいえば「よくわからない」ものです。恐らく自分の本心からの言葉ではなく、何が何だかわからない状態で突然出てきた言葉でしょう。

せん妄状態から回復された方に、せん妄状態のときにおっしゃっていたことを聞くと、「記憶がない」「何のことやらわからない」「そんなことは言っていない」とお返事する方が多いようです。

ドラッグ(薬物)と意志

米国ほど日本はドラッグ(薬物)がまん延していないので、イメージするのが難しいかもしれませんが、ドラッグの影響下にあるときと、ドラッグの影響がないときで、まるで人が違うかのように態度、行動、言葉が異なります。お酒を飲み過ぎて、酒乱になる人の100倍くらい極端に違います。

ドラッグの影響下での自分の意志は、本来の自分の意志とは違う気がしますが、ドラッグ影響下での自分の意志なのだと思います。カウンセリングをしていると毎回自分の意志が異なる感じです。

ちなみに、米国で心理カウンセリングに使う調査票には、「どのくらいの頻度でコカインなどの薬物を摂取していますか?」とお酒を飲む頻度と同じように書かれています。

腸内環境と意志

「脳腸連関」や「腸は第二の脳」という言葉が近年叫ばれるようになり、腸の状態で自分の意志が変わるといわれています。

脳腸連関というと、すぐ「セロトニンという神経伝達物質が、腸に約90%、脳に2%、血小板に8%あって・・・」と、いわれますが、セロトニンは血液脳関門(BBB)を通過できません。セロトニンになる前の物質である5-HTPが血液脳関門を通過し、脳内でセロトニンが合成されます。セロトニンが過多になると下痢、動悸、震え、不安、興奮、錯乱などの症状が出てしまうことにも注意が必要です。セロトニンがちょうどよい量がベストであって、増やせばよいというものではないのです。

少し話がずれてしまいました。

しっかりと研究されてはいないのですが、腸内環境が整っていない方のニューロフィードバックを行うと、脳波が安定しない感じ(暴れて居る感じ)があります。考えや意志も不安定ですと、脳波が安定しませんので、腸内環境と意志や考えが連関していると思います。

ラットの研究で腸内細菌によって行動が変わることがわかっていることからも、腸内環境と意志はかなりの確率で関係していると考えられます。

学習で作られる考え

何を学習しているかで考え方が大きく変わります。

「人のものを取ったら叱る」ように物事や行動の良い悪いを、家庭や学校、地域で小さいころから教育、学習させています。(行動に対して、叱る罰を与える、報酬を与えることで学習させるほか、他の人の行動や他の人が受けた罰を見せる(見る)ことでも学習させています)

例えば、「ドラッグは絶対ダメ」と教育している日本に比べ、米国では「ドラッグ=悪」とする教育ではありません。日米でドラッグに対する教育(学習)が異なることから、考え方、まん延度合いが日米で違うといえるかもしれません。

自分の考えは左右されるもの

こうやって考えると、人間の意志は体の状態や調子、食べているもの、環境、教育によって大きく変化すると言って間違いないようです。

日本統合医療センターでは、精神と体を同時にケアすることが可能です。一般的な方法で満足できていないのでしたら、エッジの効いたケアを受けてみるのも良いのではないでしょうか。

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