春の不調 メンタルケアと栄養が大事
2020年の今年は、新型コロナウイルスの世界的な流行や、暖冬の影響もあり、例年の春とは少し違いますよね。
例年なら、三寒四温というように、寒い日と温かい日が交互に訪れて、春を迎えますが、2020年の今年は様子が少し違うと感じていませんか?
また、春には新年度、入学式、入社式とイベントがありますが、2020年の今年は新型コロナウイルスの流行もあって、イベントが中止されています。
いつもと違うから、調子が狂って不調になる方もいらっしゃると思います。
2020年の春ならではの事情も踏まえて、春の不調を乗り越える対策をご案内しますね。
目次
春の不調は、変化が原因
春の不調は、環境や社会の変化が主な原因です。
2020年の今年は特に、例年行われているイベントが中止になり、イベントを目標にしていた方が、突然目標を見失ってメンタルの不調を感じてしまうケースが多くみられます。
例えば、選抜高校野球大会が中止になったり、卒業式が縮小・中止されたり、送別会や歓迎会が無くなったりしています。
もちろん、例年と同じように、大学入学や新卒で働き始めた、昇進して責任が増した地位になったという変化もあります。
暖冬である2020年は、例年より気温の変化は激しくありませんが、気温の変化に身心が追い付かず、体調がすぐれない状態になるのが、春の特徴です。
春の不調で、自律神経が乱れる
「不調だな」と感じたら、自律神経は乱れていると考えた方が良いでしょう。
風邪などの感染症も含めた、どんな病気であっても自律神経は乱れてしまいます。
余談ですが、風邪をひくと副交感神経系が優位(強く)なり、怠くなります。
変化に体がついていかず、自律神経が乱れている可能性が高いといってもいいでしょう。
対策1 メンタルケア
しっかりと休む
新しい生活や、責任ある地位への昇進などは、プレッシャーとしてメンタルに影響します。
期待された結果を出そうと、普段より頑張ってしまうこともあるでしょう。
だからこそ、「休むときは休む」ことが大事です。
「休むのも仕事のうち」という言葉があるように、しっかりと休むようにしましょう。
呼吸で整える
2020年の春、新型コロナウイルスによる肺炎のことを考えると、ぜひやっておきたいセルフケアの一つです。
呼吸で酸素を体に取り込まないと、数分で命を落としてしまいます。
呼吸は人体にとって、非常に重要なことなのですが、プレッシャーやストレスなどが原因で浅く、速く、弱く、荒い呼吸になっている方が増えています。
浅く、速く、弱く、荒い呼吸になると、酸素の供給量が減ってしまいますから、注意が必要です。
逆に、ゆっくり深い呼吸にすると、酸素の供給量が増えます。
また、長く息を吐くと、副交感神経が刺激されて、身心がリラックスし、脈は遅くなり、血圧も低下します。
さらに、呼吸を止めることで、交感神経を刺激することもできるのです。
呼吸の手順
- 姿勢を整えましょう。猫背など姿勢が悪いと、深く息を吸えません。
- 鼻からゆっくりと5秒かけて息を吸い込みましょう。
- しっかりと息を吸い込んだら、5秒間息を止めましょう。
- 10秒かけてゆっくりと、息を吐きだしましょう。
- これらを10回繰り返し行いましょう。
5秒、10秒と書きましたが、4秒、8秒になっても構いません。
ゆっくりと呼吸する、苦しくなる一歩手前で息を吐くことが大切です。
運動も忘れずに
農作業や工場で毎日体を動かしているから、関係ないと思ってしまう方もいらっしゃるかもしれません。
メンタルから考えると、農作業や工場で体を動かすのと、好きなスポーツや散歩で体を動かすのでは、大きく違います。
例えば、クレーンで材料を移動しているとき、「ぶつからないかな?」「バランスはとれているかな?」というように事故防止のため無意識に緊張しています。
高所作業でも「安全帯は?」「工具の落下防止の処置は?」と一つひとつの作業に気を配るはずです。
事故は緊張が緩んだ瞬間に発生しますから。
一方、スポーツや散歩は、緊張状態が少し違います。
この緊張状態が違うからこそ、メンタルがリフレッシュできるのです。
座り仕事が多い方は、絶対運動しましょうね。
全くの余談ですが、私、クレーン・デリック運転士の免許や玉掛の資格を持っていて、実際にクレーン操作や高所作業をした経験があるので、感覚的に違うことがわかっています。
対策2 栄養
ちゃんと食べよう
春といえば、夏に向けて「ダイエット」し始める季節ですよね。
「食事には気を付けているから、大丈夫」と思っていても、実際に栄養状態を血液検査でみてみると、「足りなかった・・・」というケースもあるそうです。
2020年の春は別として、例年なら歓送迎会でお酒を飲む機会も増え、飲み過ぎることもあるでしょう。
新生活を始めて、人生初の自炊。バランスの良い食事・・・作れない。
というように、春はバランスの良い食生活がしにくい季節でもあるのです。
ダイエットのためにも、健康維持のためにも、バランスの良い食生活が大事です。
特に2020年は免疫が大事な年です。
免疫のためにも、ちゃんと食事をとるようにしましょう。
体を冷やすか温めるかは個人差あり
一般的に、体は温めるといいとされていますが、本当でしょうか?
体のことを勉強すると、体を温めた方が良い場合と、逆に温めては良くない場合があることがわかります。
ですから、体質や不調の状態によって、温めるべきなのか、冷やしてもいいのか、冷やす手順は?と異なりますので、相談されることをお勧めします。
例えば、小池統合医療クリニックでは血液検査で足りない栄養がわかりますし、体質にあった食事のアドバイスなどもしてくれます。
不調が続くなら、早めに相談を
セルフケアをしても不調が続くなら、自分では気が付いていないことが体やメンタルで起こっているかもしれません。
春の不調をそのままにしておいて、良くなれば良いのですが、悪化してしまう例もあります。
身心工房ReBorn(リボン)では、どこに相談したら良いかわからない症状の相談に応じる医療コンシェルジュ、リフレクソロジーで世界中を笑顔でHappyにするアシガル屋、こだわりまくって底が見えない鍼灸師、美人ボディケアセラピストたちによるスペシャルケアが受けられます。
悪化してしまう前に、ぜひ相談することをお勧めします。