慢性的な冷えは呼吸と自律神経で整える
昨今、ストレス社会と言われるほど、私たちは周囲の刺激が多い環境に身を置いて過ごしています。
そんな環境で生活をしていると、私たちの体を維持するに自律神経がものすごく頑張ってしまいます。
このように、自律神経が頑張ることで、わたたちの体には、諸々の症状が起こりやすくなります。
手足の冷え性もそんな症状の1つです。
今回は、手足の冷えと自律神経について、ご案内させていただきます。
目次
手足の冷えは自律神経が関与する
ストレス環境に長時間いると、私たちの体はどのように変化するでしょうか。
その答えは、常に緊張してしまい、疲れやすくなります。
緊張するときは、自律神経の交感神経が優位に働きます。
短期的な反応ならば良いですが、長時間または長期間続くことで、自律神経が乱れてしまい、本来の状態から乖離してしまいます。
その時に出る兆候が、手足の冷え症状です。
手足が冷えるメカニズムは、体が緊張すると、自律神経の交感神経を介して血管が収縮して、血液の巡りを阻むことにあります。
これは、交感神経のみが血管を支配していることにより起きています。
反対に、縮まった血管は、緊張状態が解消されることで元に戻ります。
手足の冷えがある時に、リラックスを意識して副交感神経を優位にさせようも、血管自体には作用しないのです。
このように、緊張すると血管が収縮する意味はないんでしょうか?
それは、交感神経が狩猟などする時に働いていた名残によります。
交感神経は動くのに適した働きをもつ
交感神経の働きは、fight or flight(ファイト オア フライト)と言われ、戦うか逃げるかなどの時に発動します。
交感神経の働きは、体をこの戦うや逃げる状況に適した状態に変化させます。
交感神経が高まると、遠くを見る、心拍数が上がる、血圧が上がるなど、体が動きやすい状態になります。
他にも、手足に怪我を負っても止血しやすいように血管が収縮する、ものを掴む、木に登るなどのために手足には汗をかきやすくなります。
交感神経は、本来このような戦うか逃げるかのような状況を乗り越えるためのにはたらく神経です。
現代では、狩猟のような環境にはありません。
しかしながら、仕事などの環境に置いて、体には数々の負担がかかり、常に交感神経が優位な状態に置かれやすいです。
このような環境が、自律神経の働きを乱してしまい、首肩こりを初め、末端の冷え性に体を変えてしまのです。
緊張を解消するなら深呼吸で中から変える
冷え性対策は数多く存在します。その中でおすすめなものが「深呼吸」です。
呼吸は自律神経と関連しており、いつでも意識的に行うことができるものです。
緊張した状態では、意識が外側に向きやすいです。
その意識を内側に向けるのに、深呼吸は適しています。
意識して深呼吸をする
それでは、どのように意識を呼吸に剥ければ良いでしょうか
実際に意識の向け方のコツを1つお伝えいたします。
肋に手を当てて呼吸する
意識をする方法の1つに「手当て」があります。
体で感じる感覚を加えることで、その感覚を感じようとする働きがけが、私たちの意識をその手を当てた部分に向けることができます。
胸の呼吸を意識する場合は、肋に手を当てて呼吸してみましょう。
そうすることで、胸が膨らみやすくなります。
ぜひ、やってみてくださいませ
まとめ
さて、いかがでしたでしょうか?
自律神経の負担や乱れによっても冷えは起こります。
そんな自律神経由来の問題であれば、自律神経を整えることで、解消やすくなります。
おすすめの方法は手当てをして呼吸です
簡単でいつでもできるケアですので、是非とも継続して行ってみてくださいませ