関節リュウマチと靴

「足の裏や足裏にタコや魚の目ができて痛い」
「関節リュウマチで足が曲がって、靴を履くと指が当たる」
「歩くと足首が痛い、歩きづらい」
に既製靴で快適に歩ける方法について説明しますので、ぜひ最後までお読みください。
目次
足の痛みの緩和でQOLを目指す
関節リュウマチは、自己の免疫が主に手足の関節を侵し、関節痛や関節変形が生じる代表的な膠原病の1つです。
関節リュウマチによって変形した足趾が靴に当たることでタコや魚の目になってしまいます。
こわばりがあることで、足をうまく使えず、一点に負荷がかかり、足の裏に魚の目ができてしまうケースが多いです。
痛みがあることで歩くことが大変になってしまします。
もし、痛みが緩和できれば、どんなに楽に歩けることでしょう。
今回は靴調整師ができる関節リュウマチの対応についてをご紹介いたします。
関節リュウマチの方が履いて喜んだ既製靴
病院で診てもらい、関節リュウマチで外反母趾と診断受け、足の変形し、親指が人差し指の下に潜り込んでいる状態でしたので、病院からはオーダー靴を勧められ、制作してもらったのです。
しっかりとした靴ですが、すべて革で作られており、歩いたら、指に魚の目ができてしまったそうです。
また靴の脱ぎ履きに苦労してしており、また歩いていると靴が重くて歩きづらいため履く機会が少なくなってしまったそうです。
もう少し軽くて、足の指にやさしく歩きやすい靴はないかとご相談に来られました。
私が提案した靴は、指の部分が柔らかく伸びる素材を使った規制靴です。
重なった指の部分がとてもよく伸びるので心配ありません。
靴の底材も安定してまし、踵の抱え込みを良く調整具のマジックベルトで固定できるので安心です。

インソールを加工する前に知ってほしいこと
魚の目やタコの痛みを軽減するためインソールを作成または加工しますが、インソールを作る前に知ってほしいことがあります。
インソールは、靴の状態によって加工が変わってくるのです。
お客様は病院で足首の変形もあると言われ、サポーターで足首の固定をされていました。
「靴を加工できるところでお店で見てもらってください。」と病院に言われたことから、私が靴の底材を加工しました。
右足の外くるぶしが靴の外側に傾いてしますので、靴のかかと幅を大きくすることで安定させました。
インソールを調整する前に靴から調整することをお勧めします。
中敷きから調整してはいけない理由は、座って靴を履くとき、足は靴に収まっているですが、歩くとその人の癖が出るからです。
今回のお客様は右足の外くるぶしは靴よりはみ出てしまっているので、インソールを作っても根本的に歩きやすくなりません。
靴を履いた状態の歩く姿をみてから、中敷きを調整するのです。
インソールは、魚の目やタコなど負荷がかかっているところを分圧しするために、衝撃吸収材などを使って作っていきます。
根本から見直したい人は、靴の底を調整でき、歩行が見れる私に相談ください。
おまけに調整具のマジックベルトがやりずらいので、ご自身でできるように輪っかを作りました。
オーダー靴はオーダー靴の良さがあります。抱え込みが良く、ぶれないようにしっかりと作られています。
オーダー靴で満足している方もいらっしゃいます。
しっかりしているからこそ筋力が低下している人は重くて歩きづらいのです。
また脱ぎ履きがしづらいのです。
今回ご紹介したのは、既製の靴でも調整することで、歩きやすくする方法です。
既製靴の良さは、痛くなるところだけ柔らかい素材を使えることです。
値段がオーダー靴に比べてかなり安くできます。
既製靴の問題は、履く人に合わせて作られていないため、歩きづらいところにありますが
私の出番です!!
ただ安いだけではなく、履く人のことを考え、既製靴を加工して、その人の歩き方に合わせて調整する。
足と靴と歩行が一体となって、快適に歩ける生活があるのです。
一緒にQOL を目指しましょう。
まずはご相談ください。

