トレイルランをしていたら、ふくらはぎが痛くなる
ある日、ランニングをするとふくらはぎが痛むとお悩みの方がいらっしゃいました。単なる筋肉痛であれば、休むことでよくなります。
しかし、この方の場合は、休んでも走ると振り返す痛みです。そんな痛みについて、緩解までの経過を解説させていただきます。
目次
どんな時に痛むの?
- 爪先立ちで痛む
- 走る時に爪先が離れるとき、地面を蹴ると痛む
- 休めば多少痛みはマシになる
- 登り坂よりも下や斜面が辛い
- 走り方は足を置くような走り
これらの状態から、走り方の癖によって、負担が偏っている可能性を考えました。では、どんな走り方の癖があったのでしょうか?
実際に走りを確認してみました。この方の場合は、地面を蹴るような走り方でした。元々100kmのウルトラマラソンも走る方で、走り方の特徴がありました。ペタペタと奥走りですが、痛めた時は、傾斜のある山道で不安定の中走ります。傾斜や不安定な路面n走りが、今顔のようなふくらはぎの負担を助長させたと考えます。
実際の施術
- 歩行やランの確認
- 足首の調整
- 片足ケンケンの確認
- お灸
痛みを感じる部分の痛みを緩和する治療に加えて、痛みが起きたフォームや使い方の癖も修正していきます。
傷の修復や痛みの緩和には、「お灸」も有効です。お灸の熱やちくっとする刺激が滞りを解消して、早期復帰に役立ちます。
ホームケア
- 爪先を伸ばす意識の変化
- 爪先立ちの訓練
- お灸
ふくらはぎの痛みの緩和にお灸を用いました。お灸は市販でもあり、手軽にセルフケアができるツールの1つです。
さらに、ふくらはぎだけに頼りすぎない爪先立ちや走り方も行っていただきました。
まとめ
ふくらはぎを痛める場合は、疲労のほかにふくらはぎへ負担をかけやすい使い方もあります。
疲労や怪我の場合は、筋肉が傷ついて痛めてしまっています。そのため炎症が起こり痛みを感じます。この炎症は、安静にしていれば時間と共によくいなっていきます。
しかし、今回のようの繰り返す場合は、負担をかける使い方も修正します。そうすることで、痛みの緩和から痛みにくいフォームへ変えることができた一例でした。
同じように、繰り返す痛みは歩き・走りに不安をお持ちの場合は、お気軽にご相談いただければと思います。