骨盤底筋を意識して機能改善!
セラピストのミムラヒロコです。
「骨盤底筋」って聞いたことありますか?
ここを意識していきることができると、いろいろ良いことがあるので
是非、覚えておいてください。
目次
骨盤底筋とは何なのか?
文字通り、骨盤の「底」でハンモックのように存在し、内臓を支え、尿道、膣、肛門の周りでそれらの機能をサポートしている、大変重要ないくつかの筋肉群の総称です。
妊娠出産、悪い姿勢、加齢などの影響で骨盤底筋がうまく使えないと、様々な機能不全が起こりやすくなります。
また、この筋肉群は単独で働くわけではなく、横隔膜、腹横筋、内転筋群などのインナーマッスル(いわゆる体幹)とユニットをつくり、相互に影響を与えているため、骨盤底筋群を働かせるためには、それらの筋肉をも意識し、有機的なつながりをもって身体を使うことが重要になってきます。
骨盤底筋が使えていないと起こるかもしれないリスク
そんな重要な役割を担う骨盤底筋群ですが、時代の変化と共に、我々の身体の使い方が変わり、残念ながらうまく意識ができない方が増えているようです。
特に、生活の欧米化や便利なものが増えたことによる影響が大きいと考えられます。例えば、和式トイレの減少により「しゃがむ」ことが減ったことや、鼻緒のある草履や下駄を履く機会が減ったこと、大人から子どもまで、身体を動かす機会が減ったことなどは、インナーユニットを使わないため、筋肉の弱体化を促進し、この意識の低下に大きく影響しています。さらに、個別のライフイベントによってリスクが上がります。
◆リスクが高い人
- 高齢出産での経腟分娩での出産
- 4000g級の赤ちゃんを出産
- 鉗子分娩または吸引分娩での出産
- 妊娠中、切迫流産や切迫早産を経験した
- 3人以上出産している
◆起こりうる機能不全
内臓下垂、尿もれ、骨盤臓器脱、股関節や膝関節の不具合、血流が悪くなる、太りやすくなる、むくみ、呼吸が浅くなる、姿勢が悪くなる、たるむ・・・などなど、多くのことが起こる原因の一つになります。
逆に意識できると、もちろんいいことが沢山期待できます!
正しく骨盤底筋群を中心としたインナーユニットが使えていれば、呼吸が深くなり、内臓が引きあがり、血液やリンパの流れが良くなりますので、身体全体が元気になります。また、余計な筋肉を使わずに済むことで効率が上がり、身体が動かしやすくなるほか、身体のラインも美しくスッキリしてきます。
もちろん、先に上げたような、様々な機能不全は改善していきます。
これは、今まで骨盤底筋の意識を高めるためのレッスンやトレーニング、ボディワークの施術を受けてくださった多くの方々を見て、強く実感しているところです。
今回は、骨盤底筋についてお伝えしました。
気になった方は、ぜひ、トレーニング方法を学んでみてくださいね。
私もお役に立てると思います!
ミムラヒロコ